アプリ開発の最初の一歩は、どのハードで開発を行うのかターゲット環境を決める事だと思います。ここでは、私の場合での開発環境について経緯や考えた内容について示します。
Apple Watch
特徴
- 言わずも知れた国内シェアNo.1
- 高性能、最新機能豊富
- 開発にあたっての書籍も多少ある
欠点
- 私がMacおよびiPhoneを現時点で持っていない
- Apple Watch自体が高価
- ハードを揃えると、トータル50万円くらいかかるかも
シェアが一番あるので、いつかは開発してみたいと思っていますが、今の現段階では一からApple製品を揃えるお金がないため、今回は見送りとしました。
Xiaomi Mi Band
特徴
- スマートウォッチ自体はすごく安い(5000円前後)
- 電池の持ちが良い(Mi Band6は通常使用で1週間~10日くらいは電池が持った)
欠点
- 開発環境が公開されていない?(調べられなかっただけ?)
- リバースエンジニアリングをすると、法的な問題も出る可能性が高い?
当初、開発ができると聞いていたので飛びついて購入したのですが、公式ツールで作れるのは待ち受け画面のスキンまでのようです。 センサの精度や電池の持ち(バッテリーマネジメント)は優秀で、価格も安価なので純粋に初めて買う人にはお勧めです。
Fitbit
特徴
- 電池の持ちは良い方(Fitbit Versa3で5日程度は電池が持つ)
- アプリ開発に関してオフィシャルドキュメントがある
- 開発言語がJava Scriptベースなので、比較的理解しやすい
- 本体価格が比較的安価(2万円から3万円程度)
欠点
- Fitbit Studio(開発環境)が最近使えなくなった(2023年4月ごろから使用不可に)
- Googleに買収された。
- Googleの戦略次第では今後どうなるのか不透明(Pixel Watchと共存させるか不明)
- 独自OSなので、Fitbitが撤退してしまったら、開発リソースの引継ぎが困難
開発環境が開かれていて、アプリストアもあるため魅力的ではあったのですが、それだけにFitbit Studioの閉鎖は残念でした。
Google Pixel Watch
特徴
- Wear OSを採用(Android OSのスマートウォッチ版のような位置づけ)
- 開発環境が同じAndroid Studioが使え、同じKotlin言語やJava言語を使える
- GoogleだけあってAndroidとの融和性は良い
- 開発環境は割とオープンになっている
- 開発環境を揃えるための費用が安価(Androidスマホ及びWindowsユーザーのため)
欠点
- オンラインにドキュメントは豊富だけど、書籍は少ない
- 電池の持ちはあまり良くないと思う(2日~3日くらいで電池は無くなる)
- ちょっと高価(新品4万円くらい)
結局、今回はPixel Watchを選ぶのですが、実際にプログラムを組んでみると、色々壁にぶつかりました。詳しい話しはまた別の機会にしたいと思います。
TicWatch
特徴
- Google Pixel Watchと同じくWear OSの採用
- 開発環境が同じAndroid Studioが使え、同じKotlin言語やJava言語を使える
- Pixel Watchよりも歴史があるため、既に開発している人とかもいる。
欠点
- 機種がいっぱいあるので、買い間違いが起こりそう・・・(私の問題)
- モデルによってはバッテリー寿命が短いらしい(使っていないので真偽不明ですが)
- 日本ではマイナーな部類になってしまう?
Apple WatchとTicWatchは現時点では調査のみで購入していません。
まとめ
当初、Fitbitで作ることを考えて購入したのですが、色々下調べ等をしているうちにGoogleに買収され、Fitbit Studioが終了したりして、開発環境と将来性から今から作り始めるには少しリスクが高いと思い、Pixel Watchで作ることを決めた次第です。
Pixel Watchも採用しているWear OSは他のスマートウォッチも多く採用しているOSになるため、開発環境を引き継げるのも、今回の選定では大きな要因です。
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